当院の痔核の手術法
PPH法
手術時間 約30分~40分
特徴
術後の疼痛が少なく、早期社会復帰が可能。 肛門縁に傷がないので、消毒が不要である。 概要
直腸粘膜全周を環状に切除することにより粘膜のたるみが消失し、さらに痔核への血流が遮断される事より脱肛・痔核を退縮・治癒させる手術。 TDH法(超音波メス)
手術時間 約30分~40分
特徴
手術創の熱損傷が少ないので、傷の治りが早い。術後の痛みが軽く、出血もほとんどない。術後合併症が稀である。 概要
低温で人体に優しい超音波メスを用いて痔核を切除もしくは粘膜下にて痔組織を変性させることにより痔を治す手術。 痔核切除術(レーザー)
手術時間 約30分~40分
特徴
従来の電気メスで切除する方法と比較して肛門狭窄等の合併症が少なく、創痛もやや軽い。 概要
炭酸ガスレーザーや半導体レーザーを用いて痔核を切除もしくは粘膜下にて痔組織を変性させることにより痔を治す手術。 痔核半導体レーザー照射法
手術時間 約30分
特徴
痔核を切除せず、レーザーにて治癒させるので、創痛や術後出血が少ない。 概要
痔核に対し、半導体レーザーを照射し、痔核を治療させる方法です。 リガシュアー
手術時間 約30分
特徴
コンピューター制御電気メスを用いた痔核切除術。 概要
切除創は閉鎖される為、術後分泌液が少なく、肛門の形が綺麗に治る。 痔核ヤグレーザー照射術
手術時間 約20分
特徴
痛みが少なく、早期社会復帰が可能です。 概要
血管治療と軟部組織治療用モードのレーザーを照射する事で痔核を根治させます。 分離結紮術
手術時間 約5分
特徴
切除よりも、痛みが軽度である。 概要
外痔核や内痔核に対し、太めの2本の絹糸で痔核の中央を貫通させた糸を左右より2方向に分けて結紮します。結紮された痔核は1~2週間で壊死脱落もしくは融解して、消失します。
ラバー結紮術
手術時間 約2分
特徴
麻酔が不要で短時間で簡単に行える。痛みも少なく、繰り返し行える 概要
ラバーバンドを痔核に結紮し、痔核を退縮・脱落させることにより治療させる方法。 痔硬化療法
手術時間 約5分
特徴
麻酔が不要で短時間で簡単に行える。痛みも少なく、出血の多い痔に有効である。 概要
痔核に硬化剤を注入する事により、痔を固めて出血を止める治療法で痔核の退縮も期待される。 四段階注射法による痔硬化療法
手術時間 約10分
概要
新しい痔硬化療法薬である硫酸アルミニウム・タンニン酸注射液(ジオン®)を痔核に注入する事により、痔核を退縮させる。 血栓摘出術
手術時間 約5分
概要
腫れが大きく異物感が強い場合、疼痛が強い場合、局所麻酔下に血栓摘出術を行います。 痔核腐食療法
手術時間 約1分
概要
肛門内に腐食性の軟膏を注入し、痔核を腐食させ、治癒せしめる治療法。軟膏注入時に肛門痛と下痢をきたしますが、麻酔や手術に抵抗がある方には治療の選択肢の1つです。