ペインクリニック

ペインクリニックとは

「痛み」のその先にある問題解決を

「痛み」とは体からの異常を知らせるサインです。その 「痛み」を調べれば、どこがどう悪いのかを確定できます。
痛みを和らげることは当然ですが、その先にある痛みの原因を知り、その解決に向けての治療がペインクリニックの存在意義でもあります。

2種類の痛み

「痛み」というものは大きく2種類あると考えられます。
一つ目は、怪我や病気が原因でその部位が痛むもの。
二つ目は、原因不明とされ治療方法が確立されていないもの。
一つ目の痛みは、腹痛であれば内科、捻挫であれば外科という風に、痛みの原因に対する治療で痛みはいずれおさまります。

しかし二つ目のような痛みには、上記の治療法では痛みを取り除くことはできません。神経痛やヘルニアなど痛み自体がさらなる痛みを誘発するいわゆる“痛みの悪循環”をひきおこす病気に対しては、ペインクリニックが最も有効です。痛みの原因になる箇所を判断し、適切な検査治療をお勧めさせていただきます。

ペインクリニックの適応疾患

疾患名説明有効な治療法
椎間板ヘルニア 腰痛の代表的疾患と言える椎間板ヘルニア。椎間板が神経を圧迫することにより痛みや下肢のしびれを引き起こします。 神経ブロック療法
レーザ照射治療
帯状疱疹 帯状疱疹とはウイルスによって引き起こされ、皮疹と針で刺されるような鋭い痛みが症状として現れます。 神経ブロック療法
坐骨神経痛 お尻や太もも・ふくらはぎの後ろ、足の甲あたりに痛みやしびれを引き起こします。 神経ブロック療法
肩こり 肩こりは僧坊筋という後頭部から肩甲骨周囲を中心に背中をおおっている筋肉に血行不良などにより痛みやコリの原因物質がたまることで起こります。 神経ブロック療法
鍼灸療法
クライオセラピー
腱鞘炎 骨についている筋肉の一端を腱(けん)と呼び、腱鞘はその腱を包み腱の動きを潤滑にしています。この腱鞘が炎症を起こし、その部位を動かす度に痛みが起こります。 神経ブロック療法
鍼灸療法
腰痛・五十肩・
関節痛
人には関節が256ヶ所あります。関節痛は、何らかの原因で関節に炎症が起こり痛みを引き起こします。 鍼灸療法
クライオセラピー
レーザ照射治療
婦人系疾患 生理痛・冷え性・更年期障害など、女性の方から多く相談がよせられる痛みの原因です。 鍼灸療法
頭痛 頭痛には様々な種類があり適格な治療を施すことが必要です。痛みの激しい片頭痛、緊張型頭痛などがあります。 神経ブロック療法
クライオセラピー
関節リウマチ 全身において関節痛・腫れ・炎症が起こり、ひどい場合、関節の変形・破壊など深刻な病気です。 クライオセラピー
打撲・捻挫 いわゆる打ち身などの外的要因がもとでの痛みの原因です。放置して痛みがひどくなる前に治療をお勧めします。 クライオセラピー
肋間神経痛 胸髄から肋骨に沿っている肋間神経が、何らかの原因で傷害されることによって、突発的な痛みを引き起こします。 クライオセラピー
三叉神経痛 顔の感覚を脳に伝える三叉神経という神経に 何らかの障害が起こり、顔面に痛みを引き起こします。 レーザ照射治療
 上記以外の痛みに関しても、ペインクリニックによる原因の究明と治療をお勧めします。

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神経ブロック療法

痛みの伝達を遮断

神経ブロック療法はその名の通り、神経が痛みを伝達するのをブロックする療法でペインクリニックではもっとも使用頻度の高い治療法です。
一般的な麻酔や痛み止め薬とは違い効果が一時的ではなく、繰り返し治療を施すことにより痛みを除去します。

痛みを遮断し自然治癒力を活性化

神経ブロック療法は手術の際、全身麻酔とともにおこなわれてきた神経ブロックを用いた麻酔を外来患者用に応用したものです。

具体的な治療法は局所麻酔薬や神経破壊薬を痛みを引き起こしている神経やその周囲に注射し、痛みの伝達をブロックします。神経に直接注射というと激しい痛みを想像されるかもしれませんが、特殊な細い注射針を使用するためそれほど痛くはありません。局部的な治療となるりますので服薬治療のような前身に渡る副作用はありません。

痛みを遮断というと場当たり的な治療と思われるかもしれませんが、痛みが治まり神経の緊張がとれると血行がよくなり自然治癒力が活性化されます。

すなわち痛みがさらなる痛みを誘発するという“痛みの悪循環”を断つ事により今までの痛みを消失させる事が可能な訳です。

対象としては椎間板ヘルニア、帯状疱疹、坐骨神経痛、肩こり、腱鞘炎など多岐にわたるペインクリニックのメインとなる治療法です。

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鍼灸療法

血行を改善し痛みを緩和

東洋医学として有名な鍼灸治療はペインクリニックの臨床においても有効性が確認されている治療法です。


患部の血行を促進することにより痛みを和らげ、自然治癒力を活性化させます。

自然治癒力を活性化し免疫力を養う鍼灸治療

鍼灸治療は薬物などを使用せず、体に刺激を与え反応を起こさせることにより鎮痛などの効果を得る治療法です。そのため副作用がありません。鍼を刺入することによりエンドルフィンなど内因性オピオイドの分泌を促し脊髄内の痛み伝達物質の分泌を抑制します。

また肩こり等の血行不良が要因の一つとなっている疾病は鍼灸治療により血行を回復させることにより、痛みを和らげ快方に向かわせることが可能です。

適応症としては腰痛、肩こり、腱鞘炎などの運動系疾患、生理痛、冷え性、更年期障害などの婦人系疾患などがあります。

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クライオセラピー

温める治療から冷やす治療へ

これまで治療では主に温めることが主眼に置かれてきました。しかし肩こりや腰痛などの疾病では温めることによって逆に痛みが増すことがあります。  
クライオセラピー(冷却療法)では冷やすことで神経組織の活動を鈍らせ痛みを和らげます。

冷やすことが鎮痛・血行促進につながる

患部を冷却することにより血管が収縮します。すると冷却された部分やその周囲の神経組織の働きが鈍くなり、痛みが和らぎます。また感覚がなくなるほど冷却されると体は血行をよくし冷却された部分を温めようとします。血管は一気に拡張され血流が患部に蓄積されていた老廃物などを流してくれます。

冷やす方法として凍傷にならない程度の低温で短時間冷やします。当院では専用の機器にて-30℃の冷風を吹き付ける方法をとっています。

適応症としては、肩こり、頭痛、腰痛、関節リウマチ、打撲、捻挫、肋間神経痛などがあります。

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理学療法

刺激から反応を引き起こす

人間の体は外部から刺激を与えられると、様々な反応を示します。現代医学以前から温めたり冷やしたりということはおこなわれており、その効果は認められていました。 そういった刺激から身体にとって好ましい反応を引き起こすのが理学療法です。

刺激からの生体反応が痛みを和らげる

理学療法とは運動療法、物理療法(熱、低温、光、水、電気、マッサージなど)を用いる身体的治療であり治療目的は鎮痛、循環促進、障害の防止と矯正、筋力の可動性・共同性などの最大限の回復を図ることです。

科学的に計算された様々な刺激により、患者さんの症状にとって好ましい生体反応を引き出していきます。ペインクリニックにおいては神経ブロック療法などと合わせておこなうことがほとんどです。

適応症は多岐にわたり、また対象部位も全身となります。

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マッサージ

精神的なリラックスも含めて

身体に対する治療以外にも、精神的なリラックスにも有効です。
治療だけでなく・健康に対しても伝統と実績をもち、日本では代替医療の「国家資格」があるほど、生活にも社会にも広く認められている治療法です。

体の表面から体内の痛みを取り除く

マッサージ治療は広くなじみのある治療法で、体の表面から刺激を与え、血行を良くし体の違和感を取り除く治療法です。

実際の効果としては、血液やリンパ液の流れを活発にし、その循環物を体全体に行き渡らせることがあげられます。痛みやだるさの原因となる老廃物を取り除き、細胞単位での活性を促します。

また長時間筋肉が緊張し、硬化することによって筋肉にも老廃物がたまり痛みだるさを引き起こします。このような筋肉の緊張をマッサージによって取り除き、循環物の流れを促進しその傷みを取り除いたり緩和いたします。

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レーザー照射治療

痛みはもちろんかゆみにも

レーザー照射治療は低出力レーザーや近赤外線を使用し痛み、かゆみを和らげます。副作用は少なく、神経ブロック療法における注射の痛みなどを伴わないため患者さんへの負担も少なく近年注目されています。

レーザーで血行を促進し痛みを和らげる

低出力レーザーや近赤外線を患部に照射することにより、神経の炎症を抑え体の奥深くの細胞に作用し血流を活発にし皮膚などの組織を活性化することができます。クライオセラピーなどと同様に血行促進が治療の根本となります。

低出力レーザー照射は熱さも痛みを伴いません。近赤外線は照射すると暖かく感じます。注射のため神経ブロック療法を敬遠されてる患者さんは一度レーザー照射治療をお試しください。レーザー照射治療の適応症としては椎間板ヘルニア、五十肩、三叉神経痛、関節痛、顎関節症などがあります。

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大間知クリニック

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